昨日ふと、故障していた時の事を思い出した。
ある日突然右手に違和感を覚えまして、あれよあれよという間に右手でスティックを持つ事さえムツカシクなりました。まぁ気付いていなかっただけで前兆はあったんだろうけど。しかも折り悪くバンドのレコーディングの真っ最中に。
詳しい症状は省きますが、生まれて初めてスティックを持った人でもできるような動きさえできない有様で。あげく日常生活にも支障をきたしだすわでホント大変だったのです。苛立ちのあまりスティックを放り投げたのが畳に刺さった跡がどっかに残ってるはず。
最初のうちは「1ヶ月くらい休まないと治らんかな…」とか思っていて、何とかレコーディングだけ終えて、当時やってたバンドを全て辞めて(frattoutだけはかずさんの好意で休養という形にして頂きましたが)音楽活動から離れたのでした。
「まあどうせ練習もできないのだから」と、半ばやけくそで貯金をはたいて旅行に行ったりしておりました。
並行して、整形外科を何件もはしごしてみて、レントゲンはもちろん脳のMRIまでとりました。が、原因は分からず。師匠の紹介で、Jリーガーなんかを診ているスポーツマッサージの先生に診てもらいだすもやはり効果は無く。
その頃からだんだん「もう一生ドラムは叩けないのでは…」ってのと「明日起きたら嘘みたいに治ってるかもしれない」ってのの間でフラフラするようになってました。親父様には「自殺したりすんなよ」とか言われるし。もちっと言い方があるでしょうに、ねぇ。そんな風に見えてたんでしょうか。
幸か不幸か、能天気で臆病者の私には自殺する勇気なんぞあるはずも無く。ただ「あぁ、これからどうしようかなぁ…」とか思いながらダラダラ生きていた訳です。死にたいと思わない代わりに、生きていたいというのもあんまり無いと言うか。ただ生きてるって感じ?
うーん、本格的に何が言いたいのか分からなくなってきた。どうしよう。
結果的には治ったんですよ。ご存知のように。だから、えっと、はい。今は演奏できるだけでも幸せなのです。そう。そう思って生きて行こうと思う訳です。
別に何か辛い事があったとかそんなんじゃなくて。ただ書きとめておこうと思って書いたのです。
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